[ 指宿→根室、鉄道6,000kmの旅 ]
2007年10月のある日、新聞の折り込みちらしを見ていた家内が、こんな鉄道旅行の広告
が入っていたよと、持ってきたのが右のちらしです。
中味を見てみますと、南端の指宿の「西大山駅」から、東端の「東根室駅」までの鉄道の旅。
4泊5日のうち、2泊が、夜行寝台の「日本海」と「北斗星」。おまけに、駅弁がふんだんに折り込
まれております。料金も、フルムーンパスを利用する割安料金ですので、願ったり叶ったりで、
即、申し込みました。
時期は、2007年11月から、2008年3月までの特定日ですが、厳寒の冬を避け、2008年3月
13日〜17日を選び、この度行って来ました。
その報告です。
広告ちらし
(上図クリックで拡大できます)
各日毎にページを作りました。
(PDFファイル)
スケジュール及び乗車距離
(PDFファイル)
乗車列車編成
(PDFファイル)
3月13日(木):
「新大阪」→(ひかりレールスター457号)→「博多」→(リレーつばめ13号)→「新八代」→(九州新幹
線つばめ13号)→「鹿児島中央」→(1349D)→「指宿」  (指宿泊)
3月14日(金):
「宿泊ホテル」→(送迎バス)→「西大山駅」→(5324D)→「指宿」→(なのはなDX2号)→「鹿児島中央
」→(九州新幹線つばめ8号)→「新八代」→(リレーつばめ8号)→「博多」→(ひかりレールスター466
号)→「新大阪」→(日本海1号)→
3月15日(土):
(日本海1号)→「青森」→(白鳥45号)→「函館」→(スーパー北斗7号)→「南千歳」→(スーパーおおぞ
ら)→「釧路」  (釧路泊)
3月16日(日):
「釧路」→(快速はなさき)→「根室」→(納沙布岬・東根室)→「根室」→(快速はなさき)→「釧路」→
(スーパーおおぞら10号)→「南千歳」→(北斗星)→
3月17日(月):
(北斗星)→「上野」→(東北新幹線やまびこ44号)→「東京」→(ひかり411号)→「京都」

この度の旅行で使用した基本乗車券(フルムーンパス)です。

今回の旅行に参加したのは、シルバー夫婦12組、24名でした。出発までは、4泊5日の6,000kmの鉄道旅行は相
当体力がいるなぁと思っておりましたが、皆旅行好きで、旅慣れている様子で、誰一人故障者も無く、元気に解散し
ました。
西大山駅を訪問した時は、小雨が煙って、開聞岳を背景に写真を撮れなかったのが残念でしたが、根室では快
晴で、花咲線では、エゾシカやオジロワシ、オオワシ、タンチョウヅルなどを見ることが出来ましたし、納沙布岬では、
北方領土をくっきり望むことが出来ました。
立ち寄った土産物屋さんで、根室の漁師さん達が、目と鼻の先の貝殻島で昆布を採るのに、高い採取料をロシア
に支払っているということを聞いて、何となくやりきれない思いをしました。1日も早く、北方領土の返還をして欲しい
ものだと痛感しました。その思いを込めて、納沙布岬にある「四島のかけ橋」のアーチの中に、国後島の羅臼山を入
れて撮った写真です。
例によって、今回も、至る所で家内が、荷物番をしたり、運搬をしてくれました。お蔭で、自分にとっては、十二分
に行動が出来、思い出に残るよい旅が出来ました。感謝、感謝。
ツアーコンダクターのS譲が、毎日朝に、その日の指定券、スケジュール表を配布し、列車では10回に及ぶ弁当
とお茶の受け取り、配布を、心を込めてこなしてくれました。何のトラブルもなく、無事楽しい旅行をすることが出来た
ことに厚く感謝いたします。有難うございました。