[ 名鉄紀行(モ510、キハ20、キハ30) ]
平成15年8月23〜24日
本年4月から月に数日づつ催されてきた、大正15年生まれのモ510形の美濃町線でのお別れ的営業運転が、8月で
最後の月を迎えました。 奈良から一寸遠いのと、暑い時期なので躊躇いがあったのですが、思い切って出かける決心を
しました。
23日(土)、24日(日)の2日間運転なので、1日目は運転区間(徹明町ー新関ー市ノ坪)全乗、2日目に走行写真撮影と
決め、折角2日がかりで出かけるので、三河線北部(猿投ー西中金)の気動車(キハ30)、同じ三河線南部(碧南ー吉良吉
田)の気動車(キハ20)にも乗って来たいと思い、これでスケジュールを組みはじめました。
キハ20の運行状況を尋ねてみますと、当該日は早朝しか運転されないということで、ここで大きな制約が出来ました。
それからホテルです。探し始めてみると、夏休みの最後の土曜日とあって何処も空室なし。ネットで探し回って、やっと東
岡崎で見つけ、予約が出来ました。結果的にはこのホテルに予約できたことで、今回の目的が達成できるスケジュールを
組むことが出来ました。
それでは、出発からの行動です。ハードではありましたが、気軽な1人旅。私にとっては成果のあった旅でした。
[8月23日(土)] (第1日)
近鉄京都線・高の原発6:09、西大寺、八木、中川のりかえ、近鉄名古屋着8:40。
直ちに、名鉄・新名古屋に向かい、「2DAYフリーきっぷ」(3,800円)を購入し、「沿線案内図」をもらいました。
新名古屋発9:06→新岐阜着9:32、市内線・新岐阜発9:52→徹明町着9:54。
徹明町の交差点は、カメラの放列で一杯です。停留所で降りると、丁度、忠節から回送のモ513+モ514が到着です。
発車まで写真です。
徹明町交差点で信号待ちの回送電車
徹明町駅で発車待ち(行先板は「野一色」)
車内風景
懐かしい2段の鎧戸式日除け
徹明町発10:19→新関着11:13。 発車まで18分ありますので、ここでもひとしきり写真です。
新関で入れ替え中のモ514
出発待ちの新岐阜行 (右は先行発車した870系) (新関駅)
左:モ876 右:モ514                    (新関駅にて)
新関発11:31→市ノ坪着12:17。 行先は「新岐阜」ですが、この車両は1500V区間に入れませんので、市ノ坪止め。
新岐阜まで行く人は、市ノ坪で先行車に乗り継げるダイヤになっていました。
市ノ坪車庫で並んだ左から、モ606、モ514、モ754
この後の行動です。
市ノ坪発12:47→新岐阜着12:52、 新岐阜発13:11発(豊橋行特急)→知立着13:55。
ここから、三河線を北上、猿投ー西中金間をキハ30に乗ります。
知立発14:35→猿投着15:09、のりかえ、猿投発15:14→西中金着15:29。運行車両は、単車のキハ31でした。
キハ31 (西中金行)             (猿投駅)
予備待機中のキハ33        (猿投駅構内)
西中金駅駅名板
西中金駅前の足助行連絡バス
猿投ー西中金間のタブレットを持った運転士
キハ31 (猿投行)             (西中金駅)
これから、一気に碧南まで南下し、碧南ー吉良吉田間の気動車に乗りに行きます。
西中金発15:47→猿投着15:58。 途中の矢作川橋梁です。
矢作川橋梁     (三河広瀬ー枝下間)
猿投発16:00→知立着16:39、のりかえ、知立発16:47→碧南着17:18。
予備待機のキハ32          (碧南駅構内)
キハ34 (吉良吉田行)          (碧南駅)
碧南発17:35→吉良吉田着18:02。 この日の運行車両は、単車のキハ34。夕日を背に走るので運転士に断り、最前部
で道中撮影をしました。
矢作川橋梁(三河旭ー中畑間)(碧南方から) (H15-8-23)
矢作川橋梁(中畑-三河旭間)(吉良吉田方から) (H15-8-24)
夕暮れの吉良吉田駅に到着したキハ34
暑く長い1日が終わりました。どっと疲れが出た感じで、短区間ですがミューチケット(350円)を奮発して、新安城まで特急
に乗りました。
吉良吉田発18:23(「佐屋」行特急、8800系パノラマDX)→新安城着18:48、のりかえ、新安城発18:59→東岡崎着19:04。
ホテルまでの途中の居酒屋で飲んだビールの美味しかったことは無上で、大げさに言えば生涯忘れられません。
事前の情報で、キハ20形が、朝1番から9時頃まで、吉良吉田ー碧南間を走るということでしたので、翌日はそれに乗
り、そのまま美濃町線に向かうと、モ513+モ514の写真が外から撮れるスケジュールがうまく組めましたので、一寸ハー
ドでしたが実行することにしました。
[ 8月24日(日)](第2日)
東岡崎発6:02→新安城着6:08、のりかえ、新安城発6:11→吉良吉田着6:45。 ここで、碧南から7:11到着のキハ20を待っ
て撮影です。
キハ24+キハ23              (吉良吉田駅構内)
キハ24 (碧南行)         (吉良吉田駅)
吉良吉田ー三河平坂間のタブレットを持った運転士
吉良吉田発7:25→碧南着7:54。 この日も快晴で、今度は朝日を背に走るので、また運転士に断り、最前部から昨日と
逆の道中の写真を撮りました。先に出しましたが、矢作川橋梁(中畑-三河旭間)の写真がそうです。
途中、三河平坂駅で思いもよらず列車交換があり、やってきたのは、今日はキハ32でした。まさにラッキーで、「早起き
は三文の得」を身をもって体験しました。
列車交換風景(左:キハ32(吉良吉田行)、右:キハ24(碧南行))   (三河平坂駅)
吉良吉田方からの写真ですが、ポイントの関係で入線が逆です。駅の助役がタブレットを受け渡ししております。
2年前、谷汲線を訪ねた時も、臨時列車が出ていたお蔭で、中間駅でタブレット交換風景を見たのを思い出しました。
キハ20形2連は、碧南7:54到着後、9:55発の知立行になるので、行先板を付け替えて構内に引き上げ、待機中のキハ
34と並んでくれました。
左:キハ23、   右:キハ34                  (碧南駅構内)
碧南発8:10→知立着8:41、のりかえ、知立発8:46(新岐阜行特急)→新岐阜着9:32。
今日は、美濃町線の前日のモ510形のダイヤより30分先行して、上芥見ー白金間でモ510形の走っている写真を撮り
に行きます。
美濃町線・新岐阜発9:49→白金着10:28。  上芥見ー白金間の「津保川橋梁」まで、15分程暑い中を歩きました。
「津保川橋梁」を渡るモ513+モ514        (新関行)
のどかに走るモ510形(新関行)           (上芥見ー白金間)
800形 (上芥見ー白金間「津保川橋梁」)
880形       (上芥見ー白金間)
これで今回の目的を終え、帰奈の途につきます。
白金発11:43→新岐阜着12:22、のりかえ、新岐阜発12:41(豊橋行特急)→新名古屋着13:07。
近鉄・名古屋発(難波行特急)13:30→八木、西大寺のりかえ、高の原着15:59。
以上で、暑かった2日間の名鉄紀行を終わらせていただきます。