[ のと鉄道・能登線 ]
「のと鉄道・能登線」が、平成17年(2005年)3月31日で廃止されるということで、訪ねるチャンスを狙っておりま
したら、JR西日本から格好のパスが発売されました。 山陽新幹線開業30周年記念の企画で、平成17年1月、
2月、3月の決められた週に連続3日間、JR西日本エリア内乗り放題というものです。名付けて「JR西日本パス」。
料金が、3日間乗り放題で、グリーン車可が20000円(ジパング倶楽部会員は16000円)、グリーン車不可が16000
円(ジパング倶楽部会員は12000円)で、願ってもない料金設定です。
今まで、めったにグリーン車に乗ったことがなかったので、グリーン車で、3月と決め、日程を3月6日(日)〜8日
(火)と設定しました。後は、このスケジュールに肉付けです。
のと鉄道のホームページを見ておりましたら、うってつけのクーポンがありました。のと鉄道2日間乗り放題と
和倉温泉の旅館1泊2食付きで10000円。即クーポンを購入し、旅館の予約をしました。「のと鉄道クーポン券
3日間、JR西日本の旅を満喫しましたが、このページでは、のと鉄道関係にしぼってご報告します。

3月6日(日) 京都発9:08(サンダーバード7号富山・和倉温泉行)→七尾着12:03
昼食後、のと鉄道・七尾発12:54で、いよいよ のと鉄道線に乗車です。
のと鉄道・NT133(H17-3-6)(七尾駅)
のと鉄道・NT133(NT112+NT133)   (H17-3-6)  (七尾駅)
七尾を出て、穴水までの中間の、能登中島駅に「オユ10 2565」が静態保存されておりました。
これは、「ふるさと鉄道保存協会 北陸事務所」により保存管理されているもので、以前は、能登線甲駅で
保存されておりましたが、能登線が廃止されることで、平成16年11月にこの能登中島駅に移動されたそうです。
存在を聞き及んでおりましたので、何とかいい姿をカメラに収めたかったのですが、列車上からでは、垣間見
写真しか撮れませんでした。
オユ10 2565(H17-3-6)(能登中島駅)
能登中島駅(穴水方より)のオユ102565(左端)
能登中島駅(穴水方より)のオユ102565(左端)
オユ10 2565     (H17-3-6)     (能登中島駅)
穴水で、225D(蛸島行)(13:38発)に乗り換えです。車両は、NT103+NT102 でNT103が蛸島方です。
NT103 (穴水駅) NT102 (穴水駅)
NT103     (穴水駅)
NT102      (穴水駅)
穴水の車庫で、4月から七尾線に登場する新しいNT200形車両が、試運転のサボを付けて首を出していました。
NT200形  (穴水車庫)
NT200形       (穴水車庫)
最前部で、各駅の写真を撮りながら、蛸島へと向かいます。 恋路付近の海岸線は素晴らしい景観です。
「恋路」付近の海岸風景
恋路」付近の海岸風景
鵜飼駅で臨時列車と行き違いです。「ありがとう能登線」のヘッドマークを付けたお座敷列車です。
編成が、NT132+NT127(穴水方)です。
NT127 (鵜飼駅) NT127 (鵜飼駅)
NT127      (鵜飼駅)
NT132       (鵜飼駅)
車両の先頭で沿線を見ていて、トンネルに、穴水方から「い」、「ろ」、「は」・・・と名前が付いているのに気が付
きました。最後まで見届けましたら、飯田ー珠洲間で「ん」のあと「すず」で終わりました。大変わかり易く、結論的
には、トンネルが「49」あったことになります。
トンネル「ん」 (飯田ー珠洲間) トンネル「すず」 (飯田ー珠洲間)
トンネル「ん」     (飯田ー珠洲間)
トンネル「すず」     (飯田ー珠洲間)
列車は、蛸島行で、珠洲、正院を過ぎるといよいよ終着の蛸島です。どのような駅かと見守っておりますと、
本当に田舎の単線の終端駅でした。蛸島着15:14。蛸島駅の風景です。
蛸島駅
蛸島駅
NT102 (蛸島駅)
NT102            (蛸島駅)
蛸島駅駅前 蛸島駅駅舎(ホーム上から)
蛸島駅駅前
蛸島駅駅舎(ホーム上から)
車内料金表 蛸島駅駅名標
車内料金表
蛸島駅駅名標
蛸島折り返し15:24発で珠洲まで戻り、珠洲発16:34まで、1時間余りを過ごします。
珠洲駅
珠洲駅入場券
珠洲駅入場券
珠洲駅
NT102 (珠洲駅) NT103 (珠洲駅)
NT102       (珠洲駅)
NT103       (珠洲駅)
NT102の運転台 珠洲駅駅名標
NT102の運転台
珠洲駅駅名標
車庫で休眠中のNT800形 (珠洲駅)
車庫で休眠中のNT800形    (珠洲駅)
蛸島から珠洲に到着する146D列車 (珠洲駅)
蛸島から珠洲に到着する146D列車   (珠洲駅)
珠洲駅も、一応珠洲市の名前を冠した窓口駅としては、駅前の淋しい田舎の駅でした。
いよいよ、16:34、蛸島から到着の七尾行146Dに乗り、珠洲を離れて和倉温泉への帰途に着きます。
日は伸びてきたとはいえ、3月上旬、そろそろ暮色が漂い始めておりました。幸い、天候はよかったですが、
どこまで写真撮影が可能か、気にしながら運転席の後ろに陣取り、珠洲を後にしました。
甲駅(17:53)を過ぎると、すっかり日が暮れた感じでしたが、必死でシャッターを押し続け、何とか穴水まで辿り
着きました。
穴水ー蛸島を往復し、能登線の各駅を、下り、上りそれぞれ入駅の位置で写真に収めました。
穴水ー蛸島間30駅、我ながら良く粘ったなという感じです。各駅を次のページでご覧下さい。
和倉温泉着19:13、宿泊旅館は「多田屋」。旅館に連絡してありましたので、迎えに来てくれておりました。
老舗のいい旅館で、サービスよし、料理よし、温泉よしで、一日の疲れが癒されました。
最後に、翌日の和倉温泉での写真です。
123D(七尾発穴水行)(H17-3-7)(和倉温泉駅)
123D (七尾発穴水行)       (H17-3-7)     (和倉温泉駅)
124D(宇出津発七尾行)(H17-3-7)(和倉温泉駅)
124D (宇出津発七尾行)       (H17-3-7)     (和倉温泉駅)