[ 餘部橋梁 ]
トレッスル橋梁で有名な、山陰本線・鎧ー餘部間の「餘部橋梁」が近く架け替え工事に入るということで、予ねて
より訪問したいと思っておりましたので、思い切って平成17年(2005年)6月27〜28日に出かけることにしました。
まず、旅館をネットで探しましたら、余部地区に7軒ありましたが、国道178号線沿いで、橋梁の直ぐ下の便利な
ところで、民宿旅館「川戸屋」に決めました。早速電話で予約し、行動に入りました。
(餘部駅列車時間) (2005年6月)
(下り)
(上り)
香住発
餘部発
浜坂発
(備考)
7:00
(7:09)
7:21
出雲7レ
7:31
7:42
7:55
161D
8:28
8:39
8:52
163D
10:18
10:29
10:41
167D
12:21
12:31
12:45
171D
12:56
(13:03)
13:12
はまかぜ1D
13:27
13:38
13:51
173D
15:22
15:33
15:46
177D
16:38
16:49
17:02
179D
17:26
17:37
17:50
181D
18:38
18:49
19:02
183D
19:30
19:41
19:54
185D
20:35
20:50
21:12
187D
21:35
(21:42)
21:52
はまかぜ5D
浜坂発
餘部発
香住発
(備考)
6:15
6:28
6:38
160D
6:43
(6:52)
7:00
はまかぜ2D
7:21
7:35
7:45
162D
8:04
8:18
8:28
164D
10:43
10:56
11:06
168D
12:31
12:45
12:55
172D
13:17
13:31
13:42
174D
13:56
(14:05)
14:13
はまかぜ4D
15:12
15:26
15:36
178D
15:55
16:08
16:18
180D
17:16
17:30
17:39
182D
18:28
18:42
18:52
184D
20:27
20:41
20:52
186D
20:58
(21:09)
21:19
出雲8レ
「餘部」を通る山陰本線ですが、如何にも本数が少ないです。
取り敢えず、照準を、初日は昼の特急、2日目に朝の特急、に合わせ、6月27日朝6:30に奈良を車で出発し
ました。途中、小休憩を入れ5時間、11:30に無事目的地到着です。
早速旅館に顔を出し、撮影作戦の相談です。たまたま、旅館のおかみさんが、鉄道好き、写真好き、パソコン好
きで、的確な作戦を授けてくれました。結論は、2日間で、40m上空にある「餘部駅」まで5往復、その内の1回を利
用し、餘部ー香住間を往復するという内容です。
少ない列車本数のくせに結構没が出てしまいましたが、以下撮影の記録です。
「橋梁編」、「橋脚編」、「列車編」、「駅編」と分けて整理しましたので、それぞれのページをお辿り下さい。
「橋梁編」
「橋脚編」
「列車編」
「駅編」
(参考)
餘部橋梁 橋台・橋脚・桁 配置
餘部橋梁 橋台・橋脚・桁 配置
※ 国道178号線は4Pと5Pの間、9Gの下を通っている。
平成17年度「余部橋梁」塗装工事工程表
平成17年度「余部橋梁」塗装工事工程表
※ JR西日本のお知らせより
余部鉄橋説明板
余部鉄橋説明板
※ 4Pの北側の駐車場にある
今回の訪問で宿泊した民宿旅館「川戸屋」さんは、ユニークな旅館でした。
夜、橋を通る「出雲」と「はまかぜ」を下から眺めた後、旅館の玄関先で、今一人の鉄道ファンの宿泊客(常連)と
旅館のおかみさんと3人で、1時間以上立ち話で鉄道談義をしました。列車運行、橋梁の重要性などなど、大変
楽しかったです。その旅館をご紹介します。
民宿旅館「川戸屋」
〒669-6671  兵庫県城崎郡香住町余部
電話&Fax: 0796-34-0315
ホームページ: http://www.kawatoya.com/
この度初めて「餘部橋梁」を目の当たりにしましたが、正直、感動しました。
遠景の美しさもさることながら、橋脚の中に入り、空を見上げたときに鋼材が縦横に交錯する美しさはまさに芸
術品という感を受けました。このような素晴らしい構造物が、明治時代に建造されていたということに驚くとともに、
日本の土木事業に尊敬の念を抱きました。
世界に誇れる「橋梁」です。
今、架け替え計画が進んでいるようですが、何とか保存できないものでしょうか。
「餘部橋梁」を訪れた私の偽りない気持ちです。
旅館を後にし、橋梁を南に出ると直ぐ、第5橋脚の南側に、昭和61年12月の転落事故で亡くなった方の慰霊
碑が建てられておりました。家内と2人、慰霊碑に手を合わせ、帰途に着きました。
転落事故慰霊碑
転落事故慰霊碑
(5Pの南の国道沿い)