[ JR四国・5000系 大阪駅展示会 ]
平成15年9月13日(土)
  平成15年10月1日のダイヤ改正で、岡山ー高松間を走る快速「マリンライナー」にダブルデッカーの新型車両(Tswc5100形)
が登場することになり、そのお披露目が9月13日(土)14:00〜16:00大阪駅3番ホームでありました。そのお出かけ日記です。
  車内見学者は、13:50〜15:50に大阪駅桜橋口で入場整理券をもらい、ホームでJR四国の係りの人からパンフレットを
貰って車内を見学するという段取りです。
  13:27に入線してくる車両の写真を撮り、改札を出るとすでに相当な列が出来ていました。約50人毎に2〜3分間隔で動いて
ゆきますので、流れは比較的スムーズでした。
記念入場整理券
  当日の編成です。 (高松方) Tswc5101T5201Mc5001クハ220-5006クモハ223-5006 (岡山方)
  
  
所属は、高松方3両がJR四国・高松運転所、岡山方2両がJR西日本・岡山電車区です。
Tswc 5101       (H15-9-13)      (大阪駅)
T 5201
Mc 5001
クハ 220-5006
クモハ 223-5006
  Tswc 5101の側面です。
MARINE LINER」
エンブレム
所属表示
  Tswc 5100形は、側面がマリンブルーと茜色の2種類、それぞれ3両づつ、それにエンブレムの「桃太郎と犬」「桃太郎と猿」
「桃太郎と雉」の3種類がそれぞれ描かれて、その組合わせで5101〜5106までの車番が分かるようになっているそうです。
  エンブレムは、高松に向かって左側面後部、トイレの壁の外側に描かれています。
  所属表示は、高松に向かって左右側面後方下部に書かれています。
  車内の雰囲気です。
[Tswc 5101]の2階グリーン席
[Tswc 5101]の1階普通席
1階ー2階の螺旋階段
運転席
[T 5201]車内
[Tswc 5101]のドア横の車椅子対応座席
  以上で、5000系のご報告は終わりですが、この日プラットホームで心温まる光景を目の当たりにしました。
  実は、相当に病気が重いと思われる方が、車ベッドに横たわったまま、奥様(?)と思われる方に介護されてこの新しい車両を
見にこられていたのです。
  初めは全く気がつきませんでしたが、車内を一通り見終って先頭の[5101]の前に回った時、階段の壁の横にベッドを止めて
この車両を、嬉しそうに見つめておられる姿が目にとまったのです。何か胸がジーンときました。自分が電車が好きなだけに、こ
の方も何とか一目、大阪ではこの日しか見られない新車を、無理を押して見にこられたのだなと想像しました。新しい車両を見る
ことの出来た胸中は如何だったでしょう。
  この後、私はこの展示会を後にし、大阪環状線で鶴橋に向かったのですが、何故かベッドの方が気になり、桜ノ宮からバック
して大阪駅の3番ホームに戻ってみますと、ホームの東はずれで休んで見えました。奥様がベンチに座り、横のベッドを覗きな
がら、「おとうさん、今日は新しい電車を見ることが出来てよかったね。でも疲れたでしょう」というような雰囲気で・・・。
  ホッとして、この方の病気が1日も早く良くなり、又電車に乗ったり、見たりすることの出来る日の来ることを祈りながら帰宅し
ました。
  帰って写真を整理しておりますと、偶然にも「車椅子対応座席」の写真の窓外にベッドの方が写っているではありませんか。
  改めて、今日私が関心を寄せたこの病気の方との不思議な因縁を感じました。
  関西ではお目にかかれない「新マリンライナー」を見ることが出来て嬉しかったのですが、それにも増して、想外の心温まる
光景に出くわし、私の心に深く印象にのこった1日でした。
  以上「新マリンライナー」展示会の報告でした。